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〜バレンタインデー当日の日本国内のUGC数は約51万件。他言語の傾向も調査~

2025年のバレンタインデーに関するX(旧Twitter)の投稿をホットリンク社と共同調査

プレスリリース

Feb 27, 2025

ソーシャルリスニングツールを開発・提供するMeltwater Japan株式会社(所在地:東京都渋谷区、本社CEO:ジョン・ボックス、以下「Meltwater」)は、SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役:内山幸樹、以下ホットリンク)とX(旧Twitter)のデータを分析し、Xに投稿されたバレンタインに関するUGCを調査しました。


※本調査では、リポストや返信なども含めた全ての投稿を「言及数」、リポストや返信を除いたオーガニック投稿を「UGC数」と表します。

【調査結果サマリー】

  • 「バレンタイン」を含む言及数について。
    バレンタインデー当日は約305万件、1月15日~2月15日は約1,170万件で、いずれも前年と比較して減少しました。
  • 「バレンタイン」を含むUGC数について。
    バレンタインデー当日は約51万件、1月15日~2月15日は約143万件で、いずれも前年と比較して減少しました。
  • 「バレンタイン」を含むUGCのうち、「もらった」「あげた」の相手を分析すると、いずれも、「学校・職場」「恋人」「家族」が20%以上となり、上位を占めました。

  • 「バレンタイン」を含む英語・繁体字・簡体字・韓国語・タイ語・日本語の言及数・UGC数を比較すると、日本語は英語に次いで多いことが分かりました。

  • バレンタインデー前後の期間(1月15日~2月15日)の言及数・UGC数の多さは日本語が突出しており、バレンタインデーへの関心が高いことが伺えました。 


1. 「バレンタイン」を含む日本語の投稿数比較

バレンタインデー当日と、1月15日~2月15日における「バレンタイン」を含む言及数・UGC数を抽出しました。

「バレンタイン」を含む日本語の投稿数比較

「バレンタイン」を含むバレンタインデー当日の言及数は約305万件で、2024年よりも16.6%減少しています。また、「バレンタイン」を含むバレンタインデー当日のUGC数は約51万件で、こちらも2024年よりも5.4%減少しました。バレンタインデー前後の期間(1月15日~2月15日)も同様に、言及数・UGC数は2024年よりも減少しました。

 

なお、1月15日〜2月15日における「バレンタイン」を含む投稿のリポスト回数を分析したところ、上位30件のうち29件は企業のキャンペーン投稿となりました。昨年に引き続き、今年も企業アカウントによるキャンペーンが、Xユーザーの関心を集め、多くのリポストにつながりました。



2. 実際にもらった人・あげた人の日本国内の傾向

続いて、2月14日当日にチョコレートなどのプレゼントを「もらった」「あげた」というUGCの数を調べました。「バレンタイン」を含むUGCの中で、「もらった」「いただいた」などのキーワードを含むものを『もらった側』、「あげた」「渡した」などのキーワードを含むものを『あげた側』としました。

2025年2月14日における「バレンタイン」に関するUGC数507,737件のうち

  • もらった側:51,946件
  • あげた側:61,288件

 

※参考:2024年2月14日における「バレンタイン」に関するUGC数536,726件のうち

  •  もらった側:56,392件
  •  あげた側:64,201件

 

さらにその中から、『誰』に対して「もらった」「あげた」なのかを、6つのカテゴリに分類しました。2025年は、もらった側・あげた側のいずれも、「学校・職場」「恋人」「家族」が上位を占めました。

2025年のバレンタインにもらった相手
2025年のバレンタインにあげた相手


3. 「バレンタイン」を含む英語・繁体字・簡体字・韓国語・タイ語の投稿数比較

最後に、英語・繁体字・簡体字・韓国語・タイ語で、バレンタインデー当日と、1月15日~2月15日における「バレンタイン」を含む言及数・UGC数を抽出しました。

3. 「バレンタイン」を含む英語・繁体字・簡体字・韓国語・タイ語の投稿数比較

以上の結果から、日本語による「バレンタイン」を含む投稿は英語に次いで多いことが分かりました。特に、バレンタインデー前後の期間(1月15日~2月15日)の言及数・UGC数の多さは日本語が突出して多く、バレンタインデーへの関心が高いことが伺えます。

 

また、言語ごとに下記のような傾向が見られました。

  • 英語:2024年より言及数が増加。バレンタインギフトやセール、企業キャンペーンの投稿が目立つ。
  • 繁体字圏:2024年とほぼ同水準だが、増加傾向。レストランやチョコレートブランドのプロモーション投稿が中心。
  • 簡体字圏:2024年と比較して増加。カップル写真やプレゼントの投稿が多く、企業の広告も活発。
  • 韓国語:2024年と同水準だが、1月15日~2月15日の言及数のみ減少。K-POPアイドル関連の投稿が多く、ファンダム文化が反映されている。
  • タイ語:2024年より言及数・UGC数ともに減少。カップル向けの投稿は依然多いが、一人向けのバレンタイン投稿も一定数見られる。


4. 本調査を担当したホットリンクのアナリスト・辻元気氏より

2025年のバレンタインに関するX(旧Twitter)上の投稿を分析した結果、UGC数・言及数ともに前年と比較して若干の減少傾向が見られました。しかし、それでも依然としてバレンタインは強力なモーメントであることに変わりはありません。言語別のクチコミ量を比較すると、日本語の投稿が特に多く、日本国内における「バレンタイン」への関心の高さがうかがえます。

 

企業アカウントにとって、このトレンドを活用することは、メッセージを効果的に届ける大きなチャンスとなります。特にキャンペーン投稿が多くリポストされる傾向にあるため、適切なマーケティング施策を打つことでさらなる拡散が期待できるでしょう。


辻 元気

株式会社ホットリンク ソーシャルメディアコンサルティング本部 / 開発本部

データアナリスト。2018年に入社し、ソーシャルリスニングツールのセールス・カスタマーサクセスに従事。現在はSNSの分析を強みに、大手企業アカウントのコンサルティングを複数社経験。ホットリンク社内の分析スキル向上も推進。分析のなかでも、エンタメ業界のトレンド分析が得意。MarkeZineにて、「ソーシャルリスニング2.0 - TwitterからはじめるSNSのデータ活用」を連載。


 

【本件調査の狙い】

Meltwaterは、X(旧Twitter)の公式パートナーとして全量データを提供しており、その他主要SNSプラットフォームを含む、世界最大級のデータセットを提供可能なソーシャルリスニングプラットフォームを提供しています。高度なAI分析技術と多様なデータソースにより、精度の高い分析とインサイト取得が可能です。

今回の共同調査では、ビッグデータ分析と活用を強みとするホットリンク社と連携し、Meltwaterプラットフォームが提供するデータをもとに、SNS上の情報をリアルタイムに収集・蓄積・解析しました。これにより、生活者の本音や消費者インサイトを深く理解し、有益な情報として発信することを目指します。

今後も、季節イベントを始めとする様々な分野において、両社の強みを融合させたSNS上の発話量の調査を実施し、生活者や企業にとって価値の高い情報を提供してまいります。

 

※調査結果を引用・転載される際は、必ず「データ提供:Meltwater 分析:ホットリンク」と出典を明記いただくようお願いします。

※調査の内容の一部または全部を改変して引用・転載することはお控えください。