YouTubeの視聴者を増やすためにトレンドを取り入れた動画を作成したいと思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、SNS上のトレンドの移り変わりは激しいため、上手に取り入れるための方法を理解しておく必要があります。
この記事では、YouTubeのトレンドを調べる方法やトレンドを取り入れる際に気をつけたいポイントについて紹介します。
YouTubeでトレンドを取り入れるメリット
YouTube内でトレンドを取り入れると、下記のようなメリットが期待できます。
- 自身の動画の視聴回数が増える
- チャンネル登録者数が増える
- YouTubeの収益が増える
トレンドになっているコンテンツは視聴者からの注目が集まっていて、トレンドに関連する動画を検索する可能性があるため、動画の視聴回数が増えるでしょう。また、それに伴ってチャンネル登録者数が増えたり、YouTubeでの収益が増えたりする可能性があります。
そのため、トレンドを動画に取り入れるのは、動画の視聴回数を増やすための有効な手段と言えます。
YouTubeのトレンドを調べる方法
それでは、実際にYouTubeで何が流行っているのか、トレンドを調べる方法を解説します。YouTube内だけでなく、他のツールやSNSを利用したトレンド検索方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeの急上昇を確認する
YouTubeには、YouTube内や世界のニュースなどから注目が集まっている動画やショート動画が掲載される「急上昇」という機能があります。急上昇に掲載されている動画を見て、トレンドをキャッチする方法を紹介します。
YouTubeの急上昇とは
YouTubeの急上昇とは、視聴者の年齢や性別、職業などに関わらず、視聴している地域の視聴者すべてに同じ動画がピックアップされて表示されます。そのため、世界ではどのような話題が人気なのか、誰でも同じ基準で確認できるでしょう。
急上昇動画としてピックアップされる基準は、視聴回数や視聴回数の伸び率、動画の新しさなどです。リストアップされる動画やショート動画は15分ごとに更新されるので、幅広い視聴者にとって興味を引く動画をリアルタイムで確認できます。
YouTubeの急上昇を確認する方法
2022年11月現在、以前はあった急上昇タブが無くなり、「探索」からYouTubeの急上昇を確認できるようになりました。
スマホアプリ版のYouTubeの場合、TOP画面の左上にコンパスのアイコンで「探索」タブがあります。
探索タブをタップすると、一番上に急上昇タブが表示されます。
急上昇タブを表示すると、左から「最新」「音楽」「ゲーム」「映画」とジャンルごとにタブが分かれて、急上昇動画が表示されます。
Googleトレンドを利用する
YouTubeの運営元はGoogleなので、Google内のトレンドを把握するのも有効的です。Googleのトレンドは「Googleトレンド」を利用して調査できますので、詳しく解説します。
Googleトレンドとは
「Googleトレンド」とは、Googleの検索エンジンが収集したデータを利用して、人気の高いキーワードをリアルタイムで確認できるGoogleが提供している無料ツールです。
Googleトレンドはリアルタイムで急上昇キーワードを表示するだけでなく、関連するキーワードを表示したり、地域や期間を絞ってそのキーワードの動向を調べたり、複数のキーワードを比較したりと使い方は様々あります。
Googleトレンドの使い方
Googleトレンドの基本的な使い方を紹介します。
まずはGoogleトレンドのTOP画面にある検索窓に調べたいキーワードを入力し、検索ボタンを押します。
すると以下のような画面に切り替わるので、各項目から知りたい情報を入手します。
トレンドを調べる際にチェックしておきたいポイントについて紹介します。
- 人気度の動向
- 過去の動向
- 媒体別の動向
- 地域別の動向
- 関連トピック・キーワード
1.グラフの縦軸は人気度、横軸は期間を表しています。人気度は0〜100の数字で表され、その期間でどれくらい人気が出ているのかを把握できます。
2.そのキーワードの過去の動向をチェックでき、5年前(キーワードによってはそれより以前)から1時間前までの過去の推移を確認できます。そのキーワードがどれくらいの期間人気があるのかを把握できるでしょう。
3.ウェブ検索・画像検索・ニュース検索・Googleショッピング・YouTube検索の各媒体ごとにキーワードの動向を調べられます。
4.地域を絞ってキーワードを調べられるため、そのキーワードがどの地方、エリアで注目されているか把握できます。
5.そのキーワードを調べているユーザーが他に調べているキーワードが表示されます。関連キーワードもチェックしておくと、トレンドの傾向を確認できるでしょう。
YouTube以外のSNSでトレンドを調査する
Twitter、Instagram、TikTokなどYouTube以外のSNSも世界中の幅広い世代の人々から利用されています。
そのため、YouTube以外のSNSからトレンドが生まれ、YouTubeにそのトレンドが派生することもありますので、他のSNSもチェックしておきましょう。
Twitter、instagram、TikTokいずれも検索画面にトレンドのキーワードや投稿が表示されるのでこちらで確認します。特にinstagramのリール動画やtiktokにおけるトレンドは、動画コンテンツのためYouTubeのショート動画にも活かしやすいでしょう。
Meltwaterのソーシャルメディアモニタリングを活用する
トレンドを見逃さず、より詳しくチェックしたいなら、ツールを活用する方法がおすすめです。Meltwaterが提供する「ソーシャルメディアモニタリング」について紹介します。
Meltwaterとは
「Meltwater」とは、ソーシャルメディアを中心としたウェブコンテンツをモニタリング、分析できるソフトウェアを開発、提供している会社です。
Meltwaterでは、ウェブニュース、SNS、紙媒体など毎日5億種以上のコンテンツからデータを収集し、分析しています。その圧倒的なデータ量を基にした分析を生かして、企業のマーケティング、PR・広報活動などに活かせるソフトウェアを提供しています。
社内で収集したデータだけでは情報が不十分、データ分析ができていないなどの悩みがあるなら、Meltwaterが提供するソフトウェアを利用してみてはいかがでしょうか。
ソーシャルメディアモニタリングの特徴
Meltwaterが提供する「ソーシャルメディアモニタリング」は、世界中のソーシャルメディアに投稿されている投稿から最新から過去のデータまで収集し、分析できるツールです。
SNS・ブログ・掲示板サイト・製品レビュー・口コミサイトなどの主要15のチャンネルをモニタリングし分析することで、実際のデータに基づいてユーザーがどのようなことに興味を持っていて、何を求めているのかなどを把握できます。
ソーシャルメディアモニタリングでは、ユーザー特性やキーワード、ブランドなどをセグメントして分析したり、競合他社とのベンチマーク比較分析したり、ユーザーの行動分析なども行えます。
YouTubeでトレンドを取り入れる際の注意点
YouTubeでトレンドを取り入れた動画を投稿するメリットを紹介しましたが、トレンドを取り入れる際に注意したい点もあります。様々な人から見てもらえる動画にするためには、これから紹介する注意点をぜひ確認してください。
チャンネルの世界観を崩さない
個人、企業どちらにおいても、YouTubeチャンネルを開設する際に見てほしいターゲット層に向けてチャンネルの世界観を決めるはずでしょう。トレンドを取り入れることを優先するあまり、既存のチャンネルの世界観を崩してしまうことは避けるべきです。
トレンドは常に変化するもので、その流行りが必ずしも自身のチャンネルに合う内容ではない可能性があります。
例えば、料理をテーマにしているチャンネルなのに歌ってみた、ゲーム実況などの動画を頻繁に投稿するなど、動画に取り入れるジャンルがバラバラだと本来のチャンネルの世界観を崩してしまい、視聴者が離れていく原因になりかねません。
トレンドをうまく取り入れるには、自身のチャンネルと相性の良いトレンドのみを選択して取り入れることをおすすめします。
継続的に視聴されやすい動画も投稿する
トレンドはリアルタイムで変化するもので、人気のある時期には短期的に視聴回数が増えたとしても、流行りが過ぎると見られなくなる可能性が高いです。
視聴回数やチャンネル登録者数を増やすためには、トレンドを取り入れるのも大切ですが、継続的に見られやすい動画を普段から投稿することが重要です。自身のチャンネルのテーマを決めて、それに沿った動画を投稿するようにしましょう。
トレンドを取り入れるなら、あくまでもチャンネルの世界観を崩さないようなテーマに関連するものにすることが大切です。
YouTubeの投稿にトレンドを取り入れよう
YouTubeでトレンドを取り入れた動画を投稿するためには、SNSやツールなどを利用して自身のチャンネルに沿ったトレンドをキャッチして反映することが大切です。
トレンド調査の方法は様々あるので、コツを掴むのは難しいかもしれません。そのようなときは、Meltwaterが提供する「ソーシャルメディアモニタリング」を利用してみてはいかがでしょうか。こちらを導入すれば、複数のウェブメディアからトレンドをいち早く入手でき、ユーザーがどのようなキーワードに興味を持っているのか簡単に確認できます。